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高倍率の拡大鏡

当院で使用している8倍拡大鏡の紹介をさせていただきます。

この拡大鏡を使う前は、手術用の顕微鏡を使っていましたが、処置する場所を変わるときにそのたびにピントを常に合わせるために処置が煩雑になって麻酔時間もやや長くなってしまうこともよくありました。拡大鏡は、ピントを合わせるのがとても楽なので、迅速に治療できます。

また、拡大鏡の場合、顕微鏡が2次元的な像であるのに対し、正面や斜めなど、様々な角度から3次元的に観察することができるので、立体的にとらえやすいという利点もあります。

この歯は、破折が歯冠部分だけでなく、歯根部分にも及んでいます。歯根部分まで適切に処置します。

歯根部の歯肉の処理と歯内治療が終わり、歯内治療のアクセス部分と露髄部をセメントで処置(合計3か所)

最後にボンドとコンポジットレジンで最終修復(切除した歯肉部分は10日程度できれいになります)

5ヶ月後の写真がこちらになります。歯ブラシは今練習中で課題はありますが、歯石がこれだけついているのに歯ぐきの状態がいいのに注目してください。

このように、歯肉への影響を抑えた修復処置は、その後の歯ぐきの状態にも影響し、ひいてはそれが歯磨きの質にも響いてきます。 単に修復物が接着しているか、脱落するかではなく、どれだけきれいに保ちやすく快適な状態で修復できるかが重要だと考えています。    

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