院長ブログ(歯科)
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定期歯科セミナー
院長ブログ(歯科)院長ブログ(気まぐれ)先日5/17に毎月実施している定期歯科セミナーがありました。この日は4名の参加者でした。このセミナーは、家族からの相談を共有する場でもあり、参加者は途中でも自由に質問や発言できます。現在は5名を定員として開催しています。セミナーに参加してく...
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2年前の歯の修復治療
院長ブログ(歯科)2年前に当院で破折(歯が折れた状態)の治療をした子です。左の上顎が、露髄を伴う歯冠歯根破折、右の上顎が露髄のない歯冠歯根破折でした。歯内療法と歯冠の修復だけでなく、歯肉に配慮した修復をしないと歯石が付きやすくなり、歯周炎になってケアがしづら...
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猫の口内炎
院長ブログ(歯科)猫ちゃんには口内炎というやっかいな病気があります。その口内炎、このような経過の口内炎の猫ちゃんが当院によく来院します。(年間30例前後)ご家族にこれまでの病歴をお聞きすると、「ほとんどのケースで3-5年前から口が痛くてかかりつけの病院で抗生...
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ある18才の猫の歯科治療
院長ブログ(歯科)ある18才 猫の 口の中の写真です。この子はステージ3の慢性腎臓病と貧血(PCV 17%)が持病の子です。ずっと口を気にする仕草をしており、それなりの口臭もあります。この子の治療はどのようにすればよいでしょうか。歯科治療をするときにそれなり...
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シニアと歯科
院長ブログ(歯科)13歳 の小型犬です。 「口が痛くてご飯が食べれない」という主訴で来られました。重度の歯周病に加えて、貧血(PCV 30%)、慢性腎臓病 (BUN 66.2, Cre 2.69)、タンパク尿(UPC 0.75)などの慢性疾患があり、歯科治療...
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歯周病による骨折
院長ブログ(歯科)人を含めてすべての動物がなってしまうする“歯周病” 。近年の犬や猫の医療の発達と長寿命化によりますますこの病気の重要性が増しています。それにより、重大な結果を生んでしまう例も少なくありません。その一例が下顎の病的骨折です。当院に来院された動...
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電気化学療法をはじめました
院長ブログ(歯科)院長ブログ(気まぐれ)院長ブログ(皮膚)院長ブログ(腫瘍)近年、悪性腫瘍の治療に対し、“電気化学療法”という治療法が大きな注目を集めています。その治療を行うための機器を導入しました(フランス製)先日、第2回の電気化学療法研究会が開催され、様々な知見を得てきました。電気化学療法が大きな力を発揮できる...
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18歳の猫
院長ブログ(歯科)口の痛みを抱える18歳の猫です。慢性腎臓病、甲状腺機能亢進症の持病がある子でした。高齢な子ではあるものの、口の治療さえしっかりすれば、その後数年は快適な生活が期待できる状態でした。この子はなんとか頑張ってくれて治療することができました。高齢...
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歯の修復で使う光重合器
院長ブログ(歯科)歯冠の形成や詰め物を固めるのに、通常は照射器を当てて20秒かかりますが、これを使うとなんと3秒でかたまります!そのため動物の麻酔時間が短縮されて、確実な処置が可能です。たかが20秒ぐらい・・・と思われるかもしれませんが、歯の治療では数秒違う...
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犬の歯が折れた
院長ブログ(歯科)今回の犬の歯の破折の症例のご紹介です(10歳柴犬) 10才ですと抜歯か修復するか迷う年齢ですが、この子は健康状態がよく、飼い主様の強い要望もあり保存修復することになりました。治療後
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麻酔のリスクを抑えるには
院長ブログ(歯科)口の周りの痛みで来院した13歳のトイ・プードルです。慢性腎臓病のある犬の麻酔で、治療にはリスクの高い麻酔と歯科処置が必要です。いまだに大半の方が、このような状態になってから来院されます。麻酔は、動物の年齢や持病・手術の内容によって大きく異な...
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破折修復の質とは
院長ブログ(歯科)両側の歯が折れてしまったこの写真です。左が歯冠単純破折と、右が歯冠複雑破折で比較的治療しやすい破折の治療です。ひと口に“修復治療”といっても、その質を上げるために様々なことを考えます。より歯石が付きにくく、ご家族が日々のケアをしやすくなる修...
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歯が折れたけど神経が見えていないから大丈夫?
院長ブログ(歯科)歯が折れた場合に、明らかな露髄がなくても歯髄の感染がおこる場合があり、その例を紹介します。 歯が折れていますが、露髄はない(神経は露出していない)ように見えます。ただ、レントゲンを撮影すると根尖に炎症や感染を示す病巣があり(写真)、実際にこ...
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新しい超音波診断装置、DR X線診断装置
院長ブログ(歯科)院長ブログ(気まぐれ)院長ブログ(腫瘍)新しい超音波診断装置とX線DR装置がリニューアルして検査機器に加わりました。中でも超音波診断装置は、画像がクリアで大画面ですので、見落としは少なくなり、ご家族に対する病気の説明の時にも理解していただきやすくなるものと考えています。当院ではお...
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規格が一定の写真とは
院長ブログ(歯科)規格が一定の写真というのはどういう意味なのでしょうか写真の規格を一定にすべき条件というのは、例えば次のようなものがあります。これの条件が一定でないと、わずかな炎症や色の変化がカメラの条件の変化によるものなのか、実際に患者に起きている変化なの...