歯科治療Q&A

歯科治療に関するご質問

なぜ歯科セミナーを毎月開催しているのですか

ご家族の願いとは裏腹に、熱心に歯ブラシしていても歯周病で多くの歯を失ってしまう犬猫が跡を絶ちません。それは獣医師である私(院長)自身が飼い主様に正しいケアを知っていただく努力を怠ってきたからだと考えています。
昨今、動物でもCTや再生治療などの高度歯科治療などもされるようになってきていますが、これらは病気になってから使うものです。これらの治療に走る前に、獣医師自身がまず病気にならないように努力すべきと考えています。
ですので、当院では歯科治療の本質を見失わないよう、毎月の定期セミナーでは院長自身が直接飼い主様に伝える形式を開院以来続けています。

なぜ拡大鏡やマイクロスコープは必要なのですか

より早く、正確に処置を行うためです。
人と異なり、動物の歯科治療は常に麻酔が必要になります。治療に時間がかかれば麻酔時間が長くなりますし、歯石の取り残しや治療のやり直しは再度麻酔をかける必要が出てきます。精度だけみればマイクロスコープがベストですが、治療の場所ごとにピントや機械の位置を合わせなければならず、時間がかかるので(麻酔時間が長くなる)、歯石取りでは拡大鏡の方が麻酔時間は短く済みます。
修復治療、根管治療など特に重要な治療をする特別な箇所にはマイクロスコープを、それ以外の場所は拡大鏡(5~10倍)を使います。つまり、予防の土台を支えるのは拡大鏡です。

質の高い歯科治療とは何ですか?

質の高い歯科治療とは、折れた歯が治る、歯がきれいになるなどの直後の結果よりも
『汚れが付きにくい』『歯ブラシしやすい』『かぶせ物が安定していて治療したことさえ忘れてしまう』など、安定していてケアしやすい治療のことです。
動物では歯科治療に常に麻酔が必要になるので、このような考え方が特に重要になります。
また、皮膚病や骨折の治療のように、治療後の結果がすぐにでないので、治療して何年たっても治療した時の状況を正確に振り返れるようにしなければなりません。(これをしないと同じことの繰り返しになってしまう。)
ですので、正確に記録して治療できるマイクロスコープや、高精度の写真での記録はなくてはならないものなのです。
特に当院での治療後の写真は高精度で、どんなに細かなエラーも指摘してくるので、そのたびに院長はいつも追い込まれます。
1年もつ治療よりも3年、5年、10年もつ治療の方がいいので、高精度の記録を頼りに無限の努力をしなければならないということになるのです。

歯科治療中に同席することはできるのですか?

人の歯科治療では、まず視診とプロービングなどを用いた口腔内検査やレントゲン検査があり、口腔内の状態について説明を受け、その後に治療計画の立案に進みます。
犬や猫の歯科治療をする場合、麻酔なしでの診察だけでは歯の状態の正確な把握が難しく、麻酔をかけた後、検査と同時に獣医師判断で治療が始まり、飼い主様が治療計画に参加できないことが一般的です。
当院では、人の歯科治療と同じようにご家族が治療計画に参加できる形での治療もあるべき形であると考え、ご希望の方には治療を始める前に同席していただいています。

つつじが丘動物病院は、歯科専門病院ですか?

専門病院とは何でしょうか?
当院は歯科専門病院ではありません。それには2つの理由があります。

①日本には獣医歯科の専門医は制度自体がありません。認定医はいても、専門医といわれるレベルの治療ができる病院はほぼないのが現状です。
高いレベルの治療を提供できますが、専門病院ではありません。

②もう一つは動物の歯科治療には麻酔が必要であるということです。麻酔なしですぐ治療してもらえる人の歯医者さんと異なり、必ず麻酔が必要なペットの歯科治療をする上で歯科だけの知識で治療する姿勢は適切でないと考えています。
歯科治療を受ける動物には心臓病の子もいれば腎臓病の子もいますし、歯科治療中に腫瘍が見つかることもあります。歯科だけの知識では、口腔内腫瘍を見逃すかもしれませんし、患者の持病に不適切な麻酔でトラブルも起きてしまうかもしれません。
バランスのとれた知識が大切だと考えています。

診療順番予約
TEL診療順番予約ページトップ