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院長ブログ(歯科)

猫の口内炎はいつ治るの?

猫の口内炎は猫にとってもご家族にとっても厄介な難病の一つです。正確な病因は未だわかっていません。一見同じように見える口内炎でも個々で原因が異なる可能性もある可能性もあると思います。そうであれば、治療に対する反応もその子によってバラバラなのも不思議ではありません。

免疫異常や口腔内細菌の問題、カリシやエイズなどのウィルス感染、食事やノミに対するアレルギー反応などの関与があったとされる研究もあるようです。(「猫の口内炎」 参照)

その中でも抜歯による治療は、最も安定した治療成績が期待できる治療法です。

抜歯後は3か月くらいで良くなる子もいれば、半年で良くなる子もいます。

1年くらいの子もいれば、3年たってよくなる子もいます。

それまでの間は、ご家族は 「抜歯したけど治らなかった・・・」  とあきらめてしまう方も多いのではないかと思います。

当院では、口内炎の程度を見ながら写真で経過をみていき、より効果的な治療法を模索することをよく行います。 例えば抜歯後に、あるくすりを試して口内炎が少しでも改善していればその治療法を継続する価値があるということになり、数か月しても改善がない場合はその他の治療法に変えることでその子にとってより良いくすりが見つかる可能性があるのです。

このような写真で経過を追う場合は、露出や撮影する部屋の明るさや角度などが常に一定でなければなりません。(規格性のある写真のブログを参照)

今回は、3年なってやっと口内炎が完治した猫ちゃんの口の写真をご紹介します。

抜歯後もなかなか口内炎が治らない猫ちゃんのご家族のモチベーションにしていただきたいです。

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