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院長ブログ(腫瘍)

血液検査でがん検診(犬)

がんに対する血液検査を開始しました。

人の医療では、腫瘍マーカーで健診をすることはかなり一般的になってきましたが、犬でも一部の腫瘍で使えるようになってきています。

その一つが “NU・Q Vet” と言われる腫瘍マーカー検査です。

特にリンパ腫や血管肉腫、組織球性肉腫などの全身性腫瘍で有用性が報告されています。特に当院で有用性を感じているのが、血管肉腫に対する応用です。

ゴールデン・レトリバーなどの一部の大型犬では血管肉腫が特に好発することがわかっており、通常の健診ですと2-3カ月に一度詳細なエコー検査などが必要でした。(血管肉腫の進行がかなり速く、この腫瘍を心配しているのであれば年に1回では不十分。)

また、大型犬は体幹が厚く、エコー検査ではどうしても精度に問題が出たりすることもありました。

この血液検査なら、2-3か月に1回の採血でこまめに健診することが可能です。数値が高いときにエコー検査をすることを推奨しています。

検査に当たっては採血前の注意点がありますので、まずはご相談ください。

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