トピックス

院長ブログ(腫瘍)

猫の乳腺腫瘍

猫の避妊手術が普及して、猫の乳腺腫瘍も見る機会が減っては来ていますが、まだ時々みられます。様々な事情で避妊手術がやや遅れたことも原因の一つになります。

治療する上で、重要なポイントをあえて3つに絞ってお伝えします。

  • 早期発見早期手術

→ 乳腺腫瘍の発見時の腫瘍のサイズで治療成績が大きく異なります。

  • 術前のステージ評価

→ すでに遠隔転移していた場合、負担をかけて腫瘍を切除しても体力を奪って腫瘍の進行を早める結果になってしまいます。どこまで腫瘍が広がっているかをできる限り治療前に評価します。

  • 確実な所属リンパ節の切除

→ ひと昔前は、その重要性は知られていませんでしたが、現在は腋窩リンパ節と鼠径リンパ節に加えて、副腋下リンパ節と副鼠径リンパ節も同時に摘出することの重要性が指摘されています。腫れていないリンパ節は拡大鏡で見ても簡単にはみつけられません。

診療順番予約
TEL診療順番予約ページトップ