院長ブログ(歯科)
歯冠歯根破折
歯冠歯根破折は、まず診断から始まります。
高精度のカメラで撮影すると写真のように歯の割れ目を検出することができます。
歯冠歯根破折は歯髄(歯の中の神経)に対する治療だけでなく、割れ目が及んでいる歯ぐきに対する治療も必要になり、安定させるのがとても難しい歯の外傷です。
歯ぐきに配慮せずに、ただ修復するだけでもその時は治りますが、すぐに歯周炎になり繰り返しのスケーリング(麻酔)が必要になってしまいます。
治療を成功させるために、最も重要なのは折れてから修復治療するまでの時間と、治療法です。
今回ご紹介する子は、歯が折れた翌日に当院に来ていただき、最も良い条件で安定化することができました。(この治療法は当院の院長が犬の歯冠歯根破折ではじめて学会報告した治療法です。現在論文執筆中)
このように、歯の破折(歯が折れる)は、時間が治療結果を大きく左右します。
歯がが折れた時、かかりつけの病院に行った場合、(おそらく)治療が遅れてしまい、この治療はできなくなってしまいます。

